3つの力
光合成を支えるアミノ酸vs 耐病性を支えるアミノ酸vs生長を支える炭水化物
フロラティンは、敢えて二つのアミノ酸資材を提供しています。
二つのアミノ酸資材の違いと、使い方の違いについて説明します。
複合糖質資材グライコフューズは、どの様に使ったらよいのでしょうか?
実務者の声もお聞きください。
光合成を支えるプロテシン
光合成活性の増強やストレス回復、芝の生長に必要なアミノ酸群が中心
日照不足や、様々なストレスで光合成等の基本的な植物生理反応が落込むときは、プロテシンに含まれるバランス良いアミノ酸群が大変大きい効果を発揮します。春、夏、秋、冬、シーズンを通して、常時使用できる資材です。
実務者の声:
・「予防的に毎回の葉面施肥に入れている。通常の施用量は30~0.50ml/㎡、夏場は、少し強めで0.70~1.00 ml/㎡」(Mキーパー)。
・「毎回の施肥設計にベースとして必ず入れています。通常の施用量は50cc/㎡。」(Tキーパー)
・「万能資材的なアミノ酸資材と思います。特に日照不足の時には大変効果的です。」(Fキーパー)
・「通常施肥に使用。特に梅雨時期の日照不足を補うためには欠かせない。プロテシンはNPKの量が多くないので、芝を徒長させずに、安心して活性を上げて緑度を上げることができる。」(Kキーパー)
耐病性を支えるフロラドックスPRO
植物免疫、耐病性強化、病害回復に必要なアミノ酸群が中心
植物が病気になると、様々なタンパク質を自分で作り出し防御態勢を整えます。免疫を整え耐病性を強化するときにも様々なタンパク質が必要ですが、このようなタンパク質の生成に必要なアミノ酸群があります。フロラドックスProには、特に病害に対抗するために必要なアミノ酸群が多量に含まれています。
実務者の声:
・「ピシウムが出た時に使います。又、細菌病予防でも使います。発症した後、回復のための生体防御タンパク質の必要性を意識した時にも使います。春先の施用量は、50~1.00ml/㎡。夏の暑い時は、ヒートショックプロテイン合成を目的として、フロラドックスProを使います。」(Fキーパー)
・「芝が少し参っている状態の時には、基本施肥プログラムに加えます。病気や落ち込みからの回復時を中心に使用している。ダメージからの回復や、全体的に自然な葉色にしたい時なども効果的。過酷な生育環境であっても、グリーンの活性を落としたくない時に効果的。」(Kキーパー)
・「梅雨明け後、一週間以内に40~0.50ml/㎡を散布。高温になり、湿度が高い時は0.70ml/㎡を散布しています。」(Mキーパー)
複合糖質資材グライコフューズ
生理反応・生長を支える単糖・多糖類の供給
・ATP(エネルギー)生成の原料となる炭水化物
・葉身部・根部の生長を支える糖質 ⇒ 芝密度、根量増加
・アミノ酸生成を支える糖分供給
・生理反応を支える糖鎖に必要な糖類を供給
多くの種類の単糖、多糖類を供給し総合的に植物生理をサポートします。又、植物生理反応を活性化する糖鎖の形成に必要な糖類も多量に含んでいます。エネルギー源としての糖類や、セルロースの原料となる糖類も多量に含まれていますので、芝の生長時、ダメージ回復時、葉身部の生長、芽数増進、発根・根量増加が必要な時は、大きい効果を発揮します。
実務者の声:
・「1年を通して使用している。夏のストレス時期や春の立ち上げの時に、芝の貯蔵養分を重視して、必要な糖類をグライコフューズによって補給している。」(Aキーパー)
・「更新作業後の回復時に使用している。コアリングの穴が埋まる日数が短縮され、10~12日ぐらいで埋まる。」(Mキーパー)
・「芝の落ち込み回復時に使用。夏場において、芝の元気度と体力向上によい。グライコフューズは、寒地型芝のデッドクロス分岐点を上げられる。」(Tキーパー)
・「ストレスを回避し、芽数を増やしたい時に使用します。ベント芝グリーンで、新芽が出始めるお盆の頃には必ず散布します。夏に疲弊した芝の回復です。」(Fキーパー)
≪施肥の対象事例≫
プロテシン:日照不足時、サマーストレス・ダメージ&乾燥害からの回復
フロラドックスPro:病気予防、病害ダメージからの回復、ストレス予防
グライコフューズ :芽数・根量改善、薬害ダメージ、ストレス疲れからの回復
詳しい施肥設計の組み方に関しては、弊社営業までご連絡頂ければ幸いです。
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